「バベル九朔」で「激しく同意いたします!」と感じたトコロについて語る

「バベル九朔」という小説を読みました。この独特な気持ち悪さ。ちょっとクセになります。なんでしょうね?ちょっと苦いけど美味しい、みたいな、海系の食べ物のような印象でしょうか? 主人公は「小説家にオレはなる!!」と突然大手企業を辞め、親戚一同が…

Kindle Unlimitedで「さいはて紀行」を読んだ

Kindle Unlimitedのお試し期間を満喫してます。 ただ、1日5時間くらい本を読む時間があれば継続するのですが、そんな時間もなければ、もしあったとしてもお絵描きに費やしたいところなので、30日経ったら解約しそうなフラグが立ってるなー、ってとこです…

「ガラパゴス」の下巻を読みました。

いやー、ここのところ「仕事」→「ガラパゴスの下巻を読む」のループでしたー。(あ、家事育児はちゃんとしてましたよ?) ガラパゴス 下 作者: 相場英雄 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 2016/03/25 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る すごい…

これどこまでフィクション?日本大丈夫??って思っちゃう「ガラパゴス」

娘の昼寝に付き合いながらパラパラめくり始めたらどっぷりはまって昼寝から起きた娘も好きに遊ばせながら読んでしまった危険な本について語りますよ。 ガラパゴス 上 作者: 相場英雄 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 2016/01/26 メディア: 単行本 この商品…

「サブマリン」を読んだ。殺人事件の「もしも」な弾幕を受けた。考えるわー。

ずるい本ですよー。読んだ人にめっちゃ悩む宿題を残す話ですよー。 サブマリン 作者: 伊坂幸太郎 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2016/03/30 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (7件) を見る 会社を遅刻するサラリーマンは、社会人としてダメですね。…

「なんでそんなに10歳の男の子の気持ちがわかるの!?」と西加奈子さんに聞きたくなる「まく子」

そしてそんな気持ちを抱えながらジュブナイルな気分で悶えることになる本でした。 まく子 (福音館の単行本) 作者: 西加奈子 出版社/メーカー: 福音館書店 発売日: 2016/02/25 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (4件) を見る 主人公の慧は全国区ってわ…

美術館好きにとって一気読みせずにはいられない小説にまた出会いました

何気なく図書館で手に取ったらもう面白すぎて読む手が止まりませんでした。忙しい時になんてことをしてくれたんだ。 近代の西洋絵画が大好きな人にぜひお勧めしたいです。 かぜまち美術館の謎便り 作者: 森晶麿 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2014/11/21 …

「異類婚姻譚」は「似た者夫婦」に対する「違和感」を訴える本だった

いやー今週は月火水と出張に行ったため、木金は職場に溜まった仕事と格闘する羽目になり、あっという間の土曜日でござんした。 こんなささくれた心にビタミンを投入するため持ち歩いてちょびちょび読んでいた本が、芥川賞受賞作「異類婚姻譚」です。が、結婚…

転生したら絵画史上の巨匠…の立役者で35歳で死んだ人だったって物語

タイトルで読む気になってしまった…! 転生したらゴッホの弟だった (FREEDOM NOVEL) 作者: 川上宏 出版社/メーカー: 林檎プロモーション 発売日: 2014/04/10 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る ゴッホの弟といえばテオさんですよ。ぼくの知ってる…

江ノ島に旅行に行って、ちょっとした出来事に出くわしたような気になる本…江ノ島行ったことないけど

そういう印象を持った本を読みました。 江ノ島西浦写真館 作者: 三上延 出版社/メーカー: 光文社 発売日: 2015/12/16 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (3件) を見る 写真が高級品だった時代、江ノ島みたいな観光地では写真屋さんがた…

毎日絵本の読み聞かせをしてやりたいと思いながらできないぼくの前に現れたお宝本

共働きの我が家の子供たちは、1歳前から保育園に行っているのですが至らない親のせいで朝の7時に起こされ8時には保育園におり、18時過ぎまで保育園にいて19時か20時に帰宅し22時前に就寝するという、子供の睡眠と学力の統計からいえば成績不振に…

「黄昏旅団」ってタイトルに惚れた

ぼくの向こう脛には傷の跡があります。子どもの頃、庭で泥遊びをしていたら突然天気が変わって雷が鳴り始め、ビビって家に逃げ入ろうとした時にすっ転んでできた傷の跡です。3歳か4歳くらいの、残っている記憶のかなり古いものです。 この本はそんなものを…

絵画のミステリーは人の死なない幸せなミステリー「楽園のカンヴァス」

ミステリーってハラハラドキドキして面白いのですが、誰かの生き死にがかかるとちょっと疲れるところがありますよね。 気楽に読みたい。でもミステリーの要素が欲しい。 ってなったらこんな小説はいかがでせう?ってのが楽園のカンヴァスでした。 楽園のカン…

できた妻の死、ダメ亭主の再生「永い言い訳」

この小説は冒頭に不幸レベルが99に達します。 永い言い訳 作者: 西川美和 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2015/02/25 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (18件) を見る 正直、「読むのやめようかな…」って思っちゃいました。 だって… あ、以下あ…

そうだ美術館に行こう「ジヴェルニーの食卓」

ジヴェルニーの食卓は、思わず美術館に行きたくなる本なんですよ。 ジヴェルニーの食卓 (集英社文庫) 作者: 原田マハ 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2015/07/03 メディア: Kindle版 この商品を含むブログ (1件) を見る 美術作品の鑑賞方法の二項対立に「…

神戸と女川町とポートランドとオラが町

今週のお題「好きな街」 ムリヤリ今週のお題にも結びつけたりしてみる。 神戸が好きです。兵庫県立美術館、神戸市立博物館のあたりにたまに出没してます。三宮の高架下やトアロードの周辺をぶらぶら歩くのも大好きなんですよねー。 行ったことはありませんが…

「羊と鋼の森」めっちゃいい話!

いつも「読んでよかったなー」って本の感想文をブログで書いてるのですが、このたび「読んでよかったなーオブ読んでよかったなー」な本に出会ってしまいました。 羊と鋼の森 作者: 宮下奈都 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2015/09/11 メディア: 単行本 …

女子に対する偏見ごめんなさい、な「ナイルパーチの女子会」

またしても、うっかり読み始めたらやめられなくなる中毒性のある小説と出会ってしまい一気読みしてしまいました。 ナイルパーチの女子会 作者: 柚木麻子 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2015/03/28 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (14件) を見る…

テロ、新興宗教、トラウマ、難民、乱交、教団X

…という本を読みました。分厚いのですが一気に読みました。嘘です、前半は何度も戻りながら読みました。 教団X 作者: 中村文則 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2014/12/15 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (14件) を見る 物語の主観が目まぐるしく…

SEALDsのことを知ると「民主主義って難易度高いな」と思った

SEALDsに対しての世間の印象は、「まったく最近の若いもんは!」ていう思想が根底にあるようにぼくは感じてました。んで、いろんな立場の方からのいろんな意見が世間に出回ってますよね。そろそろ落ち着いてぼんやり眺めてみたいなー、って思って読んでみま…

「美少女」をキーワードに美術史を眺めると「人間って今も昔も変わらないな」とほっこりする

「ピエタ」ってのがありますよね。「はりつけにされて絶命したキリストを十字架から下ろして聖母マリアが抱きかかえて涙する」ってシーンを表現した絵や彫刻の総称なのですが、この時キリストは33歳なんです。んでマリアがキリストを産んだ歳は15、6歳…

「90年代の10代の恋ってそーいえばこんなだったなぁ」な「君が電話をかけていた場所」

「ハチミツとクローバー」っていう名作がありますよね。 これを読んで、「あーわかるわかる!!」ってものすごく共感出来る言葉に「青春スーツ」ってのがあります。8巻で登場するもので、要は青春時代の自信と不安の合間を行ったり来たり悶々と葛藤している…

文化・芸術で観光を呼びかけるのって流行ってますね

今年は瀬戸内国際芸術祭の年です。 setouchi-artfest.jp 瀬戸内海の島々をフェリーでまわりながら点在するアート作品を楽しむこのイベント、今回で3回目となるわけですが、初開催は長男が1歳でした。2回目は第2子を妻が妊婦中でした。 しかし今年は何も予…

「あの家に暮らす四人の女」は「女性はかくあるべき」を疑う本かなと思った

あけましておめでとうございました!! 盆休みにもぼやきましたが、年末もやはり結婚すると何かと忙しく、絵を描く時間は絶無だが隙間時間はやけにあるという、読書週間になりますね。今日は「あの家に暮らす四人の女」っていう三浦しをんさんの本を読んで感…

クビもカジュアルな時代だから「ちょっと今から仕事やめてくる」と言わなくちゃ対等じゃないよなー

現代日本社会の仕事観を見事に表現した素晴らしいフレーズのタイトルだな!と思いました。 ちょっと今から仕事やめてくる (メディアワークス文庫) 作者: 北川恵海 出版社/メーカー: KADOKAWA/アスキー・メディアワークス 発売日: 2015/02/25 メディア: 文庫 …

「漁港の肉子ちゃん」てタイトルは官能小説かとおもっちゃう!

表紙はクリムトだし!「洗濯屋ケンちゃん」みたいだし! 漁港の肉子ちゃん (幻冬舎文庫) 作者: 西加奈子 出版社/メーカー: 幻冬舎 発売日: 2014/04/10 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (9件) を見る とてもとても有名な「ありのままで」ってフレーズは…

岡崎京子さんの絵で思わず手に取ってしまった「ドルフィン・ソングを救え!」でした

表紙にこの絵を使うのはちょっとズルいですよね!「なにか1990年前後をテーマにした壮大な物語に違いない!」て思わされますよね。というわけで読みました。 ドルフィン・ソングを救え! 作者: 樋口毅宏 出版社/メーカー: マガジンハウス 発売日: 2015/10…

【読書感想】「その女アレックス」

去年すごく話題になってた本を「今年も残すところあと1ヶ月ですねー」てタイミングで読むこのマイペースさがぼくのアイデンティティーです。 読んでてすごく鬱になるのに読むのをやめられなくなる「その女アレックス」 その女アレックス (文春文庫) 作者: ピ…

オールドテロリストが本気出したらマジでやばそうだ

最近の隙間時間を埋めてくれてたのが村上龍著の「オールドテロリスト」という小説でした。 オールド・テロリスト 作者: 村上龍 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2015/06/26 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (7件) を見る この本はジャーナリストの…

「下流の宴」を読んで「中流」がいかに難しいかを改めて考えた

いやー、まるで生わたで締められているような「苦しくないけど身動きとれない」忙しさ…!!ああ! でも、本はちびちび読んでます。心が豊かになりますね、本! 今日は知人に「面白いですよー」と勧められて読んでみた「下流の宴」の話です。 下流の宴 作者: …