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知的財産権についてぼんやり考える

時事

実は今朝、地区のゴミステーション当番の日だったんです。うちの地区は朝7時にゴミステーションを当番の人が開けるようになってるんですが、朝の6時半に地区長から「ゴミステーションが開いてないって連絡が来たんだけど…」と電話をいただいたんですね。

ゴミ捨ては7時から、と決まっているのに6時半に出そうとしている人がいて、出せなかったその人はそのことを直接当番のウチではなく、地区班長の家に連絡したってことなんです。

いや、「不満だ」って話じゃないんです。

つまりこれは「書面的な決まりごと」よりも「あるグループ内でのなんとなしの空気というか慣例」を尊ぶ日本の文化の典型だなぁ、と朝からしみじみ感じた一件でした。

で、この日本の特徴がいい方向に働いてるのが知的財産権ってやつですよね。もっというと、同人とかコミケとか二次創作って言われてる分野です。文面的には著作権の侵害なんだろうけど「ファンアート」であり「未来のクリエイターの育成」になってるからと「いい塩梅」に発達している文化。これは日本の「なんとなしの空気というか慣例」を尊重するいい面が出ているところだと感じるんです。

これがどうやら最近は例のTPPの一件で揺らいでいるらしいですね。

アメリカの決まりごとが入ってくると、たとえば「りとってやつの描いたこのルフィの絵は気に入らないから通報してやれ!」てなことをだれかにされるとぼくはタイホされちゃうみたいです。

参考文献:TPPの知的財産権と協議の透明化を考えるフォーラム

http://thinktppip.jp/thinktppip.jp

なんかギスギスするなー、こわいなー。

ところで日本には「琳派」っていう絢爛豪華なデザイナー集団が昔いたんですよね。琳派で有名なのは風神雷神図屏風ってやつです。この風神雷神図屏風は代表的なのが3作あって、描いたのは俵屋宗達尾形光琳酒井抱一の3人なんですね。彼らは生きた時代に100年ずつくらい開きがあって、つまりお互いに面識はないんですよ。

でも、光琳は宗達が描いた風神雷神図屏風を見て「パネぇ!!」と模写してアレンジし、抱一も光琳のを見て「やべぇ!」と描いてる。

これってつまり二次創作ですよね。それくらい、ぼくらのDNAには二次創作を尊ぶ気持ちが刷り込まれているんではないか、なんていうと論が飛躍しすぎですかね!

なんて。

まあ、西洋美術を見ても、オマージュとかリスペクトとかしょっちゅうでてくるので、こうなったらもう人類の普遍的な行動なんじゃないかな?とも思うんですが、そんな修正すら「知的財産も金になるぜ!」と権利と罰則を設けるこの資本主義経済の恐ろしいこと!

でもそこで今日も生きて行く。