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「王様達のヴァイキング」は現代社会を生きる大人のための少年漫画だと思った。

漫画

最近あちこちで取り上げられてるのですがぼくもすきなんですよね。この漫画。

王様達のヴァイキング 1 (ビッグコミックス)

王様達のヴァイキング 1 (ビッグコミックス)

 

「冒険しながら強敵と戦う少年漫画の主人公」って言ったら、昔から社会性とかちょっと足りないところがあって、でもそんなコト補って余りある魅力があるせいでカッコよく見えるってのが定番ですよね。

この漫画はそんな少年漫画のスタイルがすごく上手に現代社会の中に落とし込まれてるところがとても魅力的です。

主人公の是枝一希くんは、高校は中退するしコンビニのバイトはクビになるしと相当な社会性の無さ、いわゆるコミュ症なのに対し、パソコンのハッキング能力だけは異常に高く、難解なコードやらセキュリティやらと対決するとワクワクするというぼくらが大好きな少年誌の主人公っぷりです。

そんな彼に目をつけた「エンジェル投資家」の坂井大輔がコーディネイトして世界を変えてやろうとするっていうワクワク冒険物語。

こーいう構図、熱いですよね。サトシとピカチュウジョブズとウォズニャック、映司とアンク…などなど。

ITの世界とか、ぼくみたいな一般人からしたらもう魔法の異世界です。なので、作中でも魔法みたいなことが起きるのですが「ITとかすげー詳しいとこんなこともできるのかもな」みたいな変なリアリティがあって、そのリアルとファンタジーの絶妙なさじ加減が面白いです。「冒険して強敵と戦っていく」系の物語が昔好きだったけど「もうそんな子供じゃないしね」みたいな大人にオススメです。ここには戦いがあります。燃えます。

また、是枝くんというキャラが完成したこれまでの人生が泣かせます。なので彼には幸せになってもらいたい。頑張れ是枝!

というわけで続きが楽しみな作品です。