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文化・芸術で観光を呼びかけるのって流行ってますね

今年は瀬戸内国際芸術祭の年です。

setouchi-artfest.jp

瀬戸内海の島々をフェリーでまわりながら点在するアート作品を楽しむこのイベント、今回で3回目となるわけですが、初開催は長男が1歳でした。2回目は第2子を妻が妊婦中でした。

しかし今年は何も予定なし。こりゃ楽しむしかないわけです。今からワクワクしています。

越後妻有大地の芸術祭というアートイベントがすごく話題になり、その後この瀬戸内国際芸術祭が話題にあったころから日本のあちこちでアートイベントを見かけるようになったなー、と思います。ぼくは旅先でアートイベントやってれば見に行くのですが、場所によってはビミョーな感じだなー、と思うこともしばしばです。

アートイベントってのは、美術館のようなホワイトキューブではないたくさんのひとが行き交う場所に突然現アート作品が現るわけですよね。しかし、道行く人たちがきれいにスルーしていることがたまにあります。その光景はとてもシュールです。

それでも次から次へとあちこちでアートイベントは執り行われるわけで「この現象ははいったいなんなんだろうなー」と興味を持ってたところに見かけたので読んでみたのがこの本です。

くらしのなかの文化・芸術・観光

くらしのなかの文化・芸術・観光

 

この本ではタイトルの通り、文化や芸術が人々の生活といかに密接に関わっているか、そしてこういったものをいかに観光につなげていくかってところについて書いてあるように解釈しました。文化のあたりは射程が広すぎてイマイチぼくは読み込めませんでしたが、芸術とか観光のあたりはとても面白く読ませていただきました。

印象に残っているのが、アートイベントはイベントのコンサルや意識高いNPOに任せててはいけないって話です。全くその通りだと思うんですね。かなり良心的なコンサルでない限り、自治体がイベントを行うために集めてきた補助金は大きなハコモノを作ってコンサルが全部もってっておしまいって感じがします。来たひとたちが残していくのはゴミと排泄物だけです。意識高いNPOの方々は「すごいな」と思うのですが「アートイベントを開催して地域を活性化させよう」って考えてる地域の一定以上の年齢の方々にしてみれば、NPOと怪しい宗教団体にはそう差がないように見受けられます。地元の人たちが主体となってやらないと成功しないよってことですね。

まちづくり」じゃなくて「まちつむぎ」というべきでは、って話もあるのですが、これもすげーしっくりくる。どんな地域でも長い年月培ってきた歴史や文化があるわけなので、それらを今住んでる人たちや、まちの施設とリンクさせながら観光地化していったほうがいい、新しいなにかを打ち立てるより全然イイ。「あたらしくつくる」んじゃなくて「今あるものを紡ぎ合わせてイベントにする」というのはとてもイイことだと思いました。

でも一方で「それは難しいな」って思う気持ちもあって「まちつむぎ」が急務になってる地域ってのは、もう日々の生活に精一杯で、まちつむぎをおこなっていくような若者世代をを育てるだけの元気がない気がするんですよねー。予算を集めても、運用する地元の若い者がいない。仕方ないからコンサルや意識高いNPOに頼る。でなんかうまくいかない。のスパイラルのようにも思えます。 

でもこのまま今住んでる地方都市が消滅していくのをぼんやり眺めているだけでは悲しいです。なのでなんか糸口をこれからも探したいなーと思ったりします。

で、ポートランドみたいなスタイルとか憧れるなーって思ってこの本読んで思いました。

TRUE PORTLAND the unofficial guide for creative people 創造都市ポートランドガイド

TRUE PORTLAND the unofficial guide for creative people 創造都市ポートランドガイド

 

いっそいっかい寂れ切ってしまって、地価が下がった結果「夢はあるけどお金はない」っていうクリエイティブな人たちが移住してきて、そんな人たちのためのショップがどんどん出来ていった結果まちが発展していくってスタイル。

ネットの回線とシェアハウスを作りまくってたらできないかしら?

甘い発想かもしれないのは、現在絶賛酔っ払い中だからなのでご了承ください。