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SEALDsのことを知ると「民主主義って難易度高いな」と思った

本の感想

SEALDsに対しての世間の印象は、「まったく最近の若いもんは!」ていう思想が根底にあるようにぼくは感じてました。んで、いろんな立場の方からのいろんな意見が世間に出回ってますよね。そろそろ落ち着いてぼんやり眺めてみたいなー、って思って読んでみました。 

民主主義ってなんだ?

民主主義ってなんだ?

 

この本ではSEALDsの主要メンバーの皆さんと、そのメンバーが通う大学の先生である高橋源一郎さんが対談した内容をまとめたものです。なので舞台裏の世間話って印象で読めました。 

政治思想とか正義の話って「この立ち位置に立てばあの立ち位置の人たちとは意見が対立します」てのが必ず起きるので、人前に立って自分の意見を述べれば必ず対立意見の人たちと戦わないといけないですよね。難しいことだと思います。だれだって人に非難されたくないですもん。

ぼくのまわりの景色だけの話かもしれない、と断った上で読んでて感じたことを書きます。

ぼくら世代は「どうせおれたちはダメですわ」「もうどうしようもないけどとりあえず自分の今日のご飯がなんとかなるならとりあえずオッケーです」「おれらダメだけどそんなになっちゃったのは世の中のせいでもあるしね」みたいな空気感で20代を乗り切ったように思います。当然ぼくも含めて。

対してSEALDsのメンバーの思想は「このままじゃマズイっしょ」の後に「なんかしないと」っていうパワーがあるように思えたんですね。そこがぼくらと違う。

「なんかしないと」と行動を起こすにはすごくパワーがいるし、背負わないといけないいろんなものもあるし、「大事なことなのはわかるけどとりあえず今日の食いぶちを考えないと」って思っちゃいそうなところを、SNSやネットの力で集まった「オレら」と気持ちで繋がって高めたテンションとノリで行動を起こせちゃう。そして立ち上げた後に冷静になって外枠を固めていって形を作っちゃう感じ。それこそハロウィンのお祭りのように。これはすごいなーと思うしうらやましいなあーって思えてしまいました。

この本読むと、SEALDsについてちょっと見方が変わります。

そして改めて考えると民主主義って難易度高いですよね。本当に成立させるには、全国民が清廉潔白な聖人にならないといけないんじゃなかろうか?

ながーい人類の歴史から言えば民主主義が主流になってるのはここ200年くらいのものらしいし、その間に産業革命とIT革命が起きて常識がひっくり返ってるわけだから、まだまだ試用期間なのかもしれないですね。

でも、とりあえず考えることは止めないようにしないといけないですね。それこそ自分の今日のご飯のために。