毎月扉絵を描かせてもらっているポータルサイト「ゲーム派ドットコム」さんに提出する用の新作ができました。
秋の夕暮れに空から魔女っ子が降りてきたって感じです。ホウキのデザインが若干中二っぽいところも愛嬌があってイイデキだと思ってます。
最近とある方と、純粋に質の高い「表現」をするためには、客とか他人の目とかは一定以上になったら無視するべきだ、といったお話をしました。売れるとか評価を得るとかを気にすると、打算計算が入ってきてしまって表現としての作品の質が下がるとのことなんです。これが、ぼくがお話した方の師匠にあたる第一線で活躍されて、金をもらってるプロの言葉というのだから、いやはや表現の世界とは難しいですね。「客に迎合してはならない」と「客がいないと食っていけない」、完全に相反しているものを内包しながらの表現。おおう。
そんな話を聞きながら、そもそもぼくはなんで絵を描いてたんだっけ?とか改めて考えると、自分が思う「良い感じ」なものが表現できたときの喜びを味わうためなんですよね。で、こうやってブログにアップしてるのは「見てみて!こんなのできたよ!!」って言いたいわけで「ああなんだ、小さなころ親に向けてやってたことを大人になってもやりたいのねオレは」なんて改めて気づいたりして、クスッとしちゃった今日この頃です。
まぁ、大人になると「見てみて!」の後にたくさん語る言葉を持つようになって、いろんな方と意見交換するのも楽しくなっちゃって、抜け出せないんですよねー。