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「終末のイゼッタ」面白し

最近荒んだぼくの心を癒してくれているものの一つがHuluで配信されている終末のイゼッタってアニメです。面白いです。

izetta.jp

第二次世界大戦中のヨーロッパのあたりのお話なんですけどね、国の名前だけはちょっと実際の国とは違うんです。ひょっとしたらルーツとかあるのかもしれませんが、世界史が苦手だったぼくには、そこまで解釈できませんでした。

ナチス・ドイツっぽい大国の「ゲルマニア帝国」がアルプスの小国「エイルシュタット公国」を攻めようとしていて、エイルシュタットの公女フィーネ様が、国民を守るために政治的交渉をしに単独ゲルマニアと敵対するブリタニア(イギリスっぽい国)に行こうとしたら、ゲルマニア軍に命を狙われ絶体絶命ってあたりから話が始まるのですが、もうこれだけ書いただけで熱い戦記モノですねー。

んで、ギリギリのところでフィーネ様を救ったのが、ゲルマニアに秘密兵器として拉致監禁されてた最後の魔女の生き残りであるイゼッタちゃんです。

彼女はフィーネと子どもの頃友達だったらしく、国の情勢云々ではなく「お友達を助けたい」という思いからこの戦いに魔女の力で参戦することになるのですが、戦闘機や戦車がひしめく戦場をライフルに乗って滑空する姿はめちゃくちゃかっこいいです。「魔女フィーネ」以外の戦闘シーンはものすごくリアルで、歴史の映像を見てるようなんで、そのギャップがまたいいです。

ジブリの胸ワクワク感って「ここぞ」ってところでかっこいい飛行シーンが登場するってのがありますよね。あの感動に似てます。「イカついライフルに乗る可憐な少女」ってのもズルいですね。子どもの頃、NHKで「ヤダモン」ってアニメをやってました。あれも魔女のお話なのですが、ヤダモンは掃除機に乗って空を飛んでました。あれ見てから「おれもそれがあったか!って思うようなモノに乗った魔女を描いてみたい」って思ってたのですが、これはまさに「それがあったか!!」でした。20数年ぶりにヤダモンを思い出しました。(ちなみにヤダモンは今見ても古びない斬新なデザインだと思います)

それから、フロイトさんが「銃は男性器の象徴」なんて言葉を残してますよね(たしかそうでしたよね)。男の戦場でライフルに乗って男を手玉にとる少女って物語の構図と、このフロイトさんの言葉がシンクロするように感じられる演出が多いような気がして、なんだかやけに文学的な印象を受ける戦闘シーンにも見えてきます。

てなわけで、週に一回、ワクワクな22分を提供してくれている楽しいアニメです。


「終末のイゼッタ」放送直前TVCM