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美術大学での思い出を語ってみます。あと、くしゃみのスケッチ。

スケッチ

どうも、ぼくです。こんにちは。

先日、仲良くさせてもらっている円野まど (id:ma-corpus)さんに、学生時代の話を聞かせて欲しいと言っていただきました。「こっぱずかしいなー」なんて思ったものの、その夜色々と思い出してしまったので今日はそのお話をしようと思います。

美術の大学に興味がある高校生の方やその親御さんにとって有益な情報になれば嬉しいです!

中高の美術室みたいな部屋のみで校舎ができてました。

実は中学時代から「美術の大学に行きたい」と言っていたぼく。憧れの大学に入学して最初に圧倒されたのは、高校の美術室みたいな教室がいくつもいくつもある校舎のつくりでした。

想像してみてください。どうですか?楽しそうじゃないですか?そうなんですよ。美術の大学ってすごく楽しそうなんですよね。面白いものが生み出されそうな気配があちこちからにじみ出てました。

「ここで4年間勉強するんだ!」と張り切って、ぼくは当時大好きだった、MALICE MIZERを脱退してソロになったばかりのGackt(まだ小文字でした)や、及川光博をヘビロテで聴きながら大学に通いました。ちなみにこの頃リリースされたGacktの「Misérable」と及川ミッチーの「バラ色の人生」は本当に神曲だと思っています。BGMにしていただきながら、以下の記事を読んでください。でもPVも見てもらいたいです。


GACKT - Mizérable PV


バラ色の人生

そんなワクワク感いっぱいの建物で出会った仲間たちは、建物以上に凄かったです。

憧れだった美術の大学、入ってみるとオタクばかりでした

ぼくらの中高校時代って、まだまだインターネットなんてものは普及してない時代でした。なので学校で、なんなら学年でトップクラスに絵が上手ければ、天下を取ったようなものでした。

しかし、上には上がいるんですね。

美術の大学って、現役作家の子どもというサラブレッドがいるんです。

ぼくも負けじとライバル心を燃やし、一生懸命絵を描きましたが。しかし、みんな芸術の高みを目指す高尚な人々ばかりかと思いきや、結構漫画やアニメが好きなんですよね。要はオタク的な資質を大いに持った人々ばかりでした。ちょうどマトリックスをやってた頃です。キアヌ様が、どこかのアニメイトのオープン記念イベントで登場し、おじゃ魔女ドレミのグッズを持ってる姿を何かしらでみたような記憶がうすらぼんやりとあります。時代ですよね。

仲間たちとの交流は本当にたのしかったです。

オタクはオタクでも、高い力でものを生み出す力を持ったオタクたちの集まりです。好きなマンガについて熱く語るだけかと思いきや、自分の表現にも熱いものを持っています。

そんな彼らのつくるものには、いつも驚かされっぱなしでした。

ある時、油絵の制作課題が出されました。テーマは「自由」でした。ぼくは色とりどりなもみじの葉が飛び交う絵を描いたような気がします。

完成した作品を持ち寄っての講評会(先生たちの前で自分の作品をプレゼンし、メッタメタにダメ出しされる恐怖のイベントです)の日、緻密に描かれた街の風景の中に、ビルと同じ高さの人形が描かれた作品がありました。作者は涼しい顔で言うのです

「先日ぼくがみた景色です」

普通の学校では怒られるかもしません。

でも、美術の大学では怒られないのです。

またあるとき、「公園に設置するインスタレーションの模型」という課題がでました。ぼくは、1枚の板をパズルの様に組んで、バラすと元の1枚の板に戻るっていう作品を作りました。

講評会の日、ある友人は、自由の女神のポーズをしたアメコミのキャラをつくって持ってきました。

でも、美術の大学では怒られないのです。

一般の学びの場って「正しく優れたもの」が評価されますよね。

でも美術の大学は「他人と違うこと」が評価されます。

ただし、叱られることもあります。

「真剣でない」作品を提出したときです。「手の慣れ」で「間に合わせた」作品を提出すると、激しく叱られました。

「真剣なだけ」な作品も、叱られませんが褒められもしません。「命がけの真剣さ」までいけば、それは褒められました。でもこれはすごく難しかったです。

だからみんな「真剣にふざけ」ました。

大学の壁には、だれかが作った架空のイベントのポスターが貼ってあったりしました。ゴミでつくられた謎の物体も置いてあったりしました。現実にはない世界を描いた絵がたくさんありました。

そんな場所で4年間を過ごしました。ものすごい刺激的でした。

ぼくは人のいない街の景色を描きました。なんでだったかはよく覚えていませんが、早朝に自転車で街中に出かけていって、スケッチをしたり写真を撮ったり、よくしていました。相当怪しかったと思います。

長くなってきたので、この辺で今日はやめます。「続きが気になる」ってご意見ががありましたらまた書きますね。そのときは、もうちょっと面白いエピソードを思い出そうと思います。

 今日のスケッチ

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玉ねぎです。野菜果物系って描くの好きです。天ぷらになった玉ねぎはもっと好きです。

くしゃみ注意報

 先日、長田克樹 (id:nagatakatsuki) さんが開催された、僧帽筋祭りに参加させていただいたのですが、皆さんハイクオリティな僧帽筋イラストを寄せられていて、スケッチで参加したことを後悔してしまいました。

そしたら次は「くしゃみ」ということで、国を創造するイベントは難しいですが、くしゃみとそれに添える文章くらいなら参加できそうです!

nagatakatsukioekaki.hatenadiary.jp

 

くしゃみをするときの、無防備な姿って、いいですよね。

いつもキリッとしている、完璧なキャリアウーマンの見せる、一瞬の油断。

それを「自分だけ」が見てしまった、なんてときに感じる甘美な独占欲。

くしゃみには、いろんなロマンが詰まっているのかもしれません。

 

 

 

 

 

 

f:id:rito-jh:20170209172031j:image

 

M(マジで) K(くしゃみ出る) 5(コンマ5秒前)…!!

 

長田さん、趣旨と違ったら、華麗にスルーしてください…!