水着イラストのメイキングその4

こんにちは、りとです。

最近こればっかりでしつこいですね!?ごめんなさい。

でも、絵を描いてたらそれがそのままブログの記事になるのでこれはこれでとてもお得感がある気がしていますヨ!

ぼくの塗りはアナログ塗りが活きている

どうやらぼくのイラストは「塗り」に個性があるみたいです。塗りについて、たくさんコメントがいただけてありがたいです。中には「浮き輪の色までエロい」なんて言っていただけて「美しい絵を描こうと心がけているのになんということか!!」と思っている今日この頃です。

これはひとえにアナログ絵の経験の賜物だな、と思っています。

ぼくが10代の頃って、まだパソコンで描かれたイラストって珍しくて、綺麗なイラストの最高峰って、エアブラシかドクターマーチンで塗られていたように思います。

これ、どちらも高いんですよねー。

なのでCDアルバム1枚我慢して、透明水彩絵の具を買ってお絵描きしてました。

それが、CLAMPさんなんかがコピックでものすごく美しいイラストを描いてるのを見て「おおっ」となり、インタビュー記事なんかで「岡崎武士さんに勧めてもらった」って言われてるのを読んでさらに「おおおっ!!!」ってなってその年のお年玉全てを使ってコピックを買った思い出があります。

岡崎武士さんについて語った記事はこちらです。

てなわけで、10代の頃アナログでお絵描きしまくった経験と、ちょうど美術の大学にいくための練習をしてた時期とも重なって、今の塗りができるようになったのだろうな、と思ってます。

というわけでメイキングの続きです

これまで線画人物塗り背景塗り、ときてこうなりました。

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背景の密度を上げる

背景って面倒臭いですよね。面倒臭い背景を楽しく描くコツは「描いてて楽しいものを描く」ことだと思うんです。

だから、パンツ描くのが楽しければ、背景はパンツで埋め尽くせば良いと思います。

ぼくは果物にしてみました。

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左下のヤシの実です。影を入れてみました。

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さらに入れました。これにおなじみの「赤」を入れます。

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赤を入れるために作ったレイヤーだけ表示するとこうです。

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重ねるとこうなります。

満足がいく色味ができたらレイヤーはさっさと統合しちゃいます。

脳内ではドライヤーで乾かしてるイメージです。本当は自然乾燥のほうが発色が良いんですけどね!

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ここまでできたらぼくは線画レイヤーの上に新しいレイヤーを置いて、そこに色を塗ってくようにしてます。ぼくの線画は雑なので、修正しながら色も塗ります。ヤシの実の右側の椅子とか、かなり綺麗になりました。一安心。

順序としては、

1、線画レイヤーを描く

2、線画レイヤーの下に色(下地)レイヤーを作って大まかに塗る

3、線画レイヤーの上に色(重ね塗り)レイヤーを作って密度を上げる。

といった感じです。

ここまでの工程をあちこちでやっていきます。

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テーブルの上のものは「おいしくなーれ」とアラフォーのおっさんが祈りながら塗っていきます。

スパークリングワイン、と行きたいところですが、グレープフルーツジュースです。

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シャチのやつ。

あれなんていう名前なんですかね?

ブドウと統一感を出すために、紫をさしました。

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砂浜と海、空にもとりあえず色を置いて、ひとまず全体に色が入りました。

ここまで個別に描いてたので画面に統一感が欲しいなー、と思っているところです。

仕上げも含めて次回で完成させたい所存です!

今回も、お付き合いありがとうございました!!