ここ数年「ナラティブ」って言葉をやたらと見聞きするようになりました。
はじめは「ん?ユニコーンガンダムの続編が流行ってんのか?」とか思ってたんですが、どうやらそうではないらしいです。
で、そのナラティブって言葉がやたらよく出てくる『他者と働く「分かり合えなさ」から始める組織論』を読みましたんで、今日はその感想を書こうかなと思います。
何度かブログで書いてる通り、ぼくは仕事にほとんどストレスを感じていません。
これは、ぼくが仕事の人間関係に「好き嫌い」という物差しをなるべく入れないようにしてるからだと自己分析してます。
なので自分も好かれてようが嫌われていようがそんなに気にしないようにしてます。代わりに、迷惑をかけないようにってのは気にするんですが、それは仕事が円滑に回るかどうかに直結するからなんですよね。
でも、飲み会なんかで「あいつムカつく」みたいな話で盛り上がる心情がわかる方がいいかなー?というか「人の悪口を言わない人って信用できない」みたいな言説もあり、いくらか好き嫌いの尺度も入れたほうがいいのか?だかしかし、ストレスが入ってくるのは嫌だぞ?とか思い、なんかヒントがあればいいなと思って読んだ次第です。
でこの本の内容なのですが、一貫しているのが「相手の立場や気持ちになって考えましょう」ってことで、この「相手の立場や気持ち」というのがナラティブで、社会でナラティブが発動するケーススタディについてあれこれ語ってくれてました。
「相手の立場や気持ちになって考えましょう」って小学校の道徳から言われる続ける話ですよね。なんなら幼稚園から言われてたかも。
でも結局これが、人間社会の根底のひとつなんでしょうね。
そして、そんなことすら忘れて大人になってしまってたぼくみたいな人間に、ナラティブっていうカタカナは「なんだそりゃ?」と興味を持たせるきっかけになってくれてるんだなーと思った次第です。
前述した通り、ぼくは他人にあんまり興味がないのですが、もうちょっと他者と関わってみた方がいいなー、とか思いながら読みました。