「絵って何が面白いの?」と聞かれたらぼくならどう答えるか -完結編-

りとですこんにちは!

お待たせしました、前回の続きです。

前回までのあらすじ

ブログ友達の円野まど (id:ma-corpus)さんが、ご自身のブログで投げられれた

「絵って何が面白いの?」と聞かれたら皆さんならどんなふうにお答えしますか?

という問いに意気揚々と答える気になったぼく。

www.ma-corpus.com

しかし前回は、日本画の面白さのみを熱く語って終わったのであった!

あ、ちなみにまどさんが「良かったらみなさんの猫もみせてくださいね。」とおっしゃられていたので、描きました。

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ええ、これが宿題の「答え」です!

今、この猫ちゃんをご覧になってどう思われましたか?

笑ったり、呆れたり、「こいつアホだな」と思われたり、色々あったかと思うのですが、その瞬間は「ぼくの描いた絵」について、何か思ってくださったと思うんです。

昔流行った「脳内メーカー」的に言えば、一瞬とはいえぼくの絵が皆さんの脳内を占拠したはずです。

しかも、ぼくが今この瞬間皆さんの目の前にいなくても、ぼくが死んだあとでも、です。

これが1つ目の絵の面白さだと思うんですね。

ちなみに、この絵にこんな文章が添えられていたらどうでしょう。

「夜11時、残業を終えた私は足早に夜道を歩いている。家まであと少しだ。早く帰って休みたい。ふと、前方の暗がりに目をやると、街灯に照らされ人影が見える。よく見ると、頭部が大きい?いやあれは…猫の被り物?しかも、裸じゃないか!一体、あれは何なんだ!?」

一気に現代アートの様相を呈してきましたね!?

絵は、好きに描いて良いし好きに見て良いから楽しい!

一般社会は「正解」を求められる場面が多いですが、絵は「人と違う」ことが喜ばれる場所です。

これが2つ目の絵の面白さだと思うのです。

さらに、この可愛い猫は実際には世の中に存在しないぼくの脳内だけの存在ですよね。しかし絵になったことで、「視覚に捉えられる」ようになり、皆さんと彼の姿を共有することができるようになりました。これってもう「存在している」のとさして変わらない状態になったと言ってもいいと思うんです。こんな遊びができるところが、3つ目の絵の面白さだと思うんです!

ぼくはこの3つの面白さに魅せられてしまい、絵を描いたり美術館に行ったりすることが病みつきになってしまっています。

というわけで最後に、ぼくの美術館の楽しみ方を紹介します。

「自分の家に飾るなら」という一点を探す

時代や場所、様式によって千差万別なので「この絵が人類最高作品!」なんてものはないわけですから、「自分にとってこれがいい!」てのを探すと楽しいです。

そのための基準のひとつが「自分の家に飾るなら」だと思います。

この絵なら、毎日見ていたい。毎日見ても飽きない。その日の気分で見え方変わりそう。

そんな作品を探しに行くんです。

すごく楽しいです。

もしそんな絵が見つかったら「またあの絵に会いに行こう」と、次に美術館に行く楽しみができます。

最近の音声案内がすごい

美術館によっては、音声案内がありますよね。絵の前で指定されたボタンを押すと解説が流れるヘッドホン状のやつです。

あれが最近は本当に面白いんですよね!有名な声優さんや俳優さんが喋ってくれたり、クイズや推理仕立てになってたり。

うちの子どもたちは、ぼくが「美術館に行こう!」というと「ヘッドホンあるところなら行く」とか言いやがります。

場所によっては無料ですが、2人の子ども分の音声案内を借りるとレンタル料でもう1回ぼくが入館できる金額くらいになるのですが、 本当に楽しんでくれてるので「十分もとをとってくれてるだろう」と思うことにして、毎回音声案内借りてます。

あれ使ったことない方は本当にオススメです。

好きなことを好きに語ってしまった…!

というわけで、まどさんの宿題に答えられたような気がしてスッキリ満足しているぼくです。好きなこと語るって元気になれますね!今とてもぼく元気です!

そして、こんなにいろんな人に影響を与えられるまどさんの語りは本当にすごいなー、と思いながら、ぼくも皆さんの答えが聴きたいなーと思っておりますので、よかったら皆さんの「絵の何が面白いか」をまたどこかで皆さんも語ってみてください!

では!